睡蓮の幻
泥の中に根を張って、冷たい水の上に美しい花を咲かせる。その花の名前はナークローゼン(睡蓮)。
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シリアスかギャグかそれが問題だ
ラヴィエラはシリアスな過去を持ったキャラにしよう。
そう思っていた時期が私にもありました。

暗い過去を乗り越えて前に進む人が好きなのです。
シルバーレインでもそんな人を作ろうと思ってました。
でもあれよあれよとやたらアホな過去になってしまい失敗。
どこかで何かを間違えました。
ラヴィエラもちょっとそんな気配が……。

例えば、兄さんが犯罪者だったとしましょう。
同じ犯罪者でも……
・手を汚さざるを得なかったことに葛藤する心優しい兄さん。
・モヒカンで「ヒャッハァー!」と叫ぶ兄貴。
全然違います。暗さが。

【モヒカンひゃっはー!だとこんな感じの物語】
兄さん「金持ちの豚どもよ!死にたくなければ金出せやぁ!」
手下共「ひゃっほー!掠奪だぁー!」

そこに北斗の○のテーマソングが流れてくる。
♪ゆーあーショック!!

兄さん「ひゃっはぁー!弱い奴ばっかりだぜ!」
ラヴィ「兄さん止めてー!存在そのものが死亡フラグになってるわ!」

悲壮感ゼロですね。

【心優しい兄さんだとこんな感じ】
兄さん「いくら生活のためとはいえ俺は……」
ラヴィ「兄さん……」
兄さん「良心の呵責に耐えられない……」
手下共「お頭!そんな時は形から入るといいっす!」
兄さん「え?」
ラヴィ「え?」

後日、モヒカン頭でトゲ付きアーマーを着てハッスルする兄の姿が!

兄さん「この格好をすると何でもできる気がしてきた!」
手下共「でしょー!」
ラヴィ「えー……」

あれ?


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楽しい日々
一月の末に街へやってきた(戻ってきた?)んだけど、
住む所は無いわ、仕事は無いわで八方ふさがりだったのよね。
(ついでに記憶もないし!)
でも旅団紹介所で求人募集や住人募集の貼り紙を見て、
ピンと来た所に応募し(入団届けを出し)て、転がりこむ事ができた。
猫がいっぱいの宿舎、空が綺麗な庭園、賑やかな新聞社。
どこも楽しいし、たくさんの素敵な人に出会えたわ。
この世界のことはまだよく分からないけど、
きっとこれから素敵な事がたくさんあると思う。
楽しみだわ。
[READ MORE...]
騎士の夢
時々ね、過去の夢を見るの。
夢の中の人達の顔はぼんやりしてて思い出せないんだけど、
たくさんの仲間がいたわ。兄らしき人もいたわ。
これは絶対に私の過去の出来事だと思う。

私は騎士だったのよ!


■ ■ ■ ■ ■


ドクターのうちで怪我が治るまでお世話になることになった。
彼女がそうしてもいいって言ってくれたから。

「名前はどうしようか?何か思い出せない?」
「ええと……」
「誰かに呼ばれた記憶とか」
「呼ばれた……」

最初に思い出した記憶は『落ちる私』。
崖から落ちる……
その直前に叫ぶ声。男の人が私に向かって

「ラヴィエラ」
「ラヴィエラ?」
「そう。たぶんそれが私の名前」

そう、名前。私の名前と

「ナークローゼン」
「え?」
「それも何かの名前だと思う」
「ふうん。なら苗字じゃない?身近な感じする?」
「ええ。とても身近で、慣れ親しんだ感じ」
「なら、きっとそうだよ。あんたはラヴィエラ・ナークローゼン!」
「うん。私はラヴィエラ・ナークローゼン」

ドクターは嬉しそうに笑った。私も笑った。
こうして私は名前を取り戻したの。

これ以降、時々だけど夢の中で過去のヒントを見つけるようになった。

例えば、一般市民を苦しめる悪い領主を取り締まる夢。
私腹を肥やす悪い領主の屋敷へ乗り込んで、財産を没収するの。
そしてそれを市民に返すのよ。
そんな取り締まりも騎士の仕事よね。

……でも、なぜかしら?
あまり思いだそうとしないほうが良い気がするの。
忘れていた方が都合が良いのかもしれない。
心の奥底には辛い記憶が眠っているのかもしれない。

(……なんか色々矛盾しているような、いないような……気のせいかしら?)
始まりは白紙から
泥の中に根を張って、冷たい水の上に美しい花を咲かせる。
その花の名は――― ナークローゼン(睡蓮)


もう大丈夫。
これからは、飢えることも、寒さに震えることもない。


繰り返し見る夢がある。
遠い記憶の中から響く優しい声。
誰なのかしら?
思い出そうとする時はいつも睡蓮の花のイメージがつきまとう。
どうしてかしら?
……わからないわ。だって記憶がないんだもの。

■ ■ ■ ■ ■

「……あ!目が覚めたようだね!」
「……え?」
「あんた、3日間ずっと眠りっぱなしだったんだよ。」

目覚めると、見知らぬ女性の顔が視界に広がった。
心配そうに覗きこむその表情が安堵の微笑へ変わる。
私は何が何だか分からなかった。
3日間?
とりあえず体を起こそうとするけど

「……痛っ!」

少し動いただけで全身に痛みが走った。
女性が慌てて私の動きを制止した。

「まだ動いちゃ駄目だよ!大怪我してるんだから!」
「え?」
「骨折、打身、捻挫。そして、剣で斬られた傷……」
「剣で……?」

訳が分からない。
どうして?

「あんたは森の中で倒れてたんだ」
「森……」
「もしかしてあの上の崖から落ちたの?」
「あの崖……?」

『あの』崖と言われても、『どの』崖なのか分からない。

「死んでもおかしくない高さだったけど運がいいね」
「……」
「木の枝がクッションになったのかねえ」
「……」
「それはそうと何で斬られたの?辻斬りにでもあった?」
「分からない」
「そっか。理由もなく斬られたのか」
「そうじゃなくて、分からないの」

女性は瞬きを数回し、それから口を開いた。

「あんた……名前は?」
「分からない……」

私の記憶は真っ白だった。
名前も過去も何もかも。



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